
敬語の整理と理解に役立つ
難しい日本語の敬語の仕組みが整然と整理されており、理解しやすい構成になっている。ただ、しっかり読めばきちんと書かれているのに、メッセージ性が弱い箇所が全体を通じて多いと思われた。敬語が不得意な若い読者を意識して、もっと強く訴えても良かったのではないか。例えば、
会議開始の挨拶も「始めます」から、「始めさせていただきます」が増え、さらに「始めさせていただきたいと思います」とどんどん長くなっていく傾向にあります。敬意をそこなうことなく、それでいて簡潔な言い方を心がけたいものです。(170ページ)
小生などに言わせれば、「始めさせていただきたいと思います」などは日本語として以ての外だと思うのだが。
最近テレビなどを見ていて耳障りに感じる、「~(させて)いただきます」の使いすぎについても本書で触れられているし、全く同感する。それに関連する敬語力テストの第6問(217ページ)なども良い問題だと思う。最後の章に書かれている「よく耳にする避けたいことば遣い」の内容にもいちいち同感した。
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